フォルクスワーゲン・パサート・オールトラックが発表

公開 : 2015.03.04 22:23  更新 : 2017.06.01 02:10

フォルクスワーゲンパサートをベースとしたオフロード志向のモデル、パサート・オールトラックがジュネーブ・モーターショーで公開された。

そのスタイルを見れば、スタンダードなパサートとの違いは瞭然だが、フォルクスワーゲンは単にスタイルが変更されただけのものではないとしている。

スタリングは、プラスチックのホイール・アーチと、シル・トリムなどが与えられ、アプローチ・アングル、デパーチャー・アングルを改善するために前後バンパーにも変更を受けている。また、アンダー・プロテクションも装備される。グラウンド・クリアランスは27.5mmほど上げられているという。

インテリア自体は、パサートから変化はなく、アップグレードすれば本革となるが、ベーシックな装備はアルカンタラとファブリックになる。

メカニカル的には、フォルクスワーゲンのインテリジェント&オンデマンド4WDシステムである4モーションが採用される。これはハルデックス・カップリングを持つもので、フロントのトラクションが失われた時に、リアにもトルクを配分するというもの。また、電子制御のディファレンシャルも装備する。

ドライビング・モードは、通常のパサートの ”エコ”、”ノーマル”、”スポーツ” に加え、オールトラックには “オフロード” モードが加えられる。これは、スロットル・レスポンス、ブレーキング入力、ヒル・スタート&ディセント・システムといったものを変化させる。

エンジンは、5つのラインナップが用意される。ガソリンはターボチャージャー付きで150psと220psと2種類。220psバージョンは6速DSGのみが組み合わせられる。ディーゼルは150ps、190ps、240psの3本立てて、こちらは上位2つが6速DSGのみの設定となる。また、220psのガソリンおよび240psのディーゼルについては、フォルクスワーゲンXDS+システムを標準で装備する。

すべての最新のフォルクスワーゲン・モデルと同様、インフォテーメント・システムはアップルのCarPlayおよびGoogleのAndroid、そしてミラーリンク・システムと同期される。画面は標準で5インチ、アップグレード・オプションとして6.5インチおよび8インチが用意される。

なお、発売は9月からの予定だ。

▶ 2015 ジュネーブ・モーターショー

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