ニュー・マツダRX-7は2020年デビューを計画

公開 : 2015.03.12 22:55  更新 : 2017.06.01 02:10

マツダは新しいRX-7を自らの100周年である2020年をターゲットにして開発を進めているようだ。

ニューRX-7にとっては先代となるRX-8と同様、フロント・エンジン・リア・ホイール・ドライブとなる模様で、そのベース・シャシーには新しい第4世代のMX-5が使われるという。

当然ながらマツダは現時点ではRX-7プロジェクトについては何も明らかにしていないが、商品本部主査である猿渡健一郎はAUTOCARにロータリー・エンジン開発のためのエンジニアが約30人ほど日本におり、会社の100周年記念に向けて何かしらの動きをしているのだという。

もちろん新しいロータリー・エンジンについても何も明かされることはないが、MX-5の160psを発揮する2.0ℓ4気筒ユニットよりもパワフルになることは間違いないようだ。ちなみに。RX-8に搭載されていたロータリー・エンジンは、2.6ℓのレシプロ・エンジンに匹敵するツイン・ローターの1.3ℓで231psを発揮していた。ロータリー・エンジンは、スムーズで高回転型であり排気量あたりのパワーは大きいという特性を持ちながらも、トルクが少ないという弱点を持つ。しかし、そのトルクが少ないという欠点は、軽量なMX-5のプラットフォームであればある程度相殺されるという計画らしい。

ニューRX-7は2シーターのスポーツ・モデルになる予定で、RX-8のような2+2になる予定はない。また、新たに別の2+2のプラットフォームを作るにはマツダのような規模の会社には負担が多いのだという。

そのネーミングについては、RX-7、RX-8と続けば順当な線ではRX-9となるのだが、RX-9の名前ではなく、マツダにとってアイコニックなネーミングであるRX-7が復活しそうだ。

また、フィアットクライスラーとのジョイント・ベンチャーについては、現在進行中のプロジェククトではあるが、エンジンはマツダ製のものにならないことは確かだと明言してくれた。

関連テーマ

おすすめ記事

 

マツダの人気画像