マツダ2

公開 : 2015.04.30 23:50  更新 : 2017.05.29 19:13

■プロローグ

”粋な鼓動デザインと優れたスカイアクティブ・テクノロジーを組み合わせることにより、マツダは多くの説明を省くことに成功した” ― マット・ソーンダース(ロードテスト編集補佐)

たしかにこのクルマの属する小型セグメントは優秀なクルマ揃いなのが、先代のマツダ2(日本名:デミオ)の乗り味や楽しさ、実用性は極めて高いレベルにあった。

そして今回テストするのは、その最新版のマツダ2。スカイアクティブと鼓動デザインがこのクルマの新たな2軸となっている。

スカイアクティブ・テクノロジーは、軽量かつ経済的なクルマを制作するうえで決して欠くことのできないものだ。”マツダ2が属する小型クラスの概念を粉々に打ち砕きたい” という言葉からも、マツダの意気込みが伺える。

CX-3と共有するプラットフォームのおかげで先代よりわずかに大きくなることにより、これまでの ’ギリギリ5ドア’ だったサイズは、’疑いようもなく5ドア’ のサイズへと進化。

これにより3ドア・タイプは廃止された。またマツダは、リファインメントやハンドリング、装備品の充実にも、サイズ変更は影響をもたらしていると説明している。

英国でも日本と同じく、ガソリンとディーゼルから選択でき、最も手に入れやすいSEグレードは£11,995(217万円)から。ディーゼルを搭載した最上級グレード、スポーツ・ナビは£17,395(314万円)となる。

じっくりとテストする機会を与えられたわれわれは、ここは堅実に中級グレードを試してみようということで、ガソリン・エンジンを搭載したSE-Lナビを連れ出すことにした。英国における車両価格は£14,395(260万円)。

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