アルピナB7のファースト・スクープ

公開 : 2015.07.10 22:30  更新 : 2017.06.01 02:09

新しいBMW 7シリーズをベースとしたアルピナB7のファースト・スクープ・ショットがドイツで捉えられた。このB7は来年早々のデビューを予定している。現行の新しい7シリーズにはMディビジョン・バージョンが存在しないので、速い7シリーズを望む向きには唯一無二の存在となる。

アルピナは7シリーズのボディに2つのエアロダイナミックな変更を与えている。ひとつはより深いフロント・スポイラーとエア・インテイク、そして小さなトランクに付くリップ・スポイラーだ。

エンジンは、B5やB6に搭載される4.4ℓのツインターボV8が搭載されることになろう。このユニットは、先日発表されたエディション50バージョンで600psにまでチューンナップされている。7シリーズという性格を考えると、これ以上のチューニングはなさそうだが、それでも史上最強のアルピナになることは間違いない。

トランスミッションはZF製の8速オートマティックで、そのコントロールはステアリング・ホイールの上に取り付けれたボタンでも可能だ。

アルピナのCEO、アンドレアス・ボーフェンジーペンは、中国市場向けには少し小さなエンジンを搭載するB7を供給する予定だと明かした。中国の税制事情に合わせた4.0ℓV8を搭載したモデルをリリースする計画だという。

アルピナにとって、中国市場は非常に重要な存在で、2014年に全世界で1700台販売したアルピナを、中期的には年間2000台の販売に伸ばすためには軽視できない市場でもある。

ボーフェンジーペンは「北アメリカや西ヨーロッパにおいては、アルピナはエクスクルーシブな存在としてのポジションを確立している。これからは、中国市場での拡販が大きなポイントとなるだろう。そうすれば、年間2500台も無理な話ではないだろう。」と語っている。

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