フォード・エコスポーツ1.0タイタニウムS

公開 : 2015.11.20 23:40  更新 : 2017.05.29 18:53

フォードは非難轟々のベイビーSUVを着実に改良している。来年6月にデビューする予定の140psのタイタニウムSは、その改善の集大成となるはずだ。

■どんなクルマ?

AUTOCARの記者は、概して、フォード製のプロダクトを愛する傾向にある。ステアリングにブルー・オーバルのマークさえあれば、運転を楽しませてくれるだろうという経験にもとづく期待があるからだ。

それだけに、初代エコスポーツをドライブした時は、ガッカリどころか悲劇だとさえ感じた。

そこでフォードはエンジニアに対して、乗り心地/ハンドリング/リファインメント面の改良を指示した。車高は10mm下げられ、ダンパー/スプリングのレートも見なおされた。さらに遮音材の量も増やされている。

よりスポーティなモデルであるタイタニウムS(テスト車)まで加えている。今回試すのはプロトタイプの段階ではあるが、より硬質なサスと重みのあるステアリングを組み合わせる。

またスタビリティ・コントローラーの介入の度合いも和らげられているのだそうだ。

■どんな感じ?

エンジンは生き生きと回り、音もいい。絶対的な速さはスポーツカーに任せるとして、一般的な使用では十分にすばしっこい。事実、0-100km/h加速もおよそ1秒短縮されている。

これまでのエコスポーツが搭載していた125psのものから、フィエスタ・レッド/ブラック・エディションが搭載する140psのエンジンに置きかわっていることが主たる理由である。

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