レクサスGS F

公開 : 2016.01.28 23:50  更新 : 2017.05.29 19:23

英国内ではじめてテストするGS F。パワフルな自然吸気V8と信頼に足るハンドリングは、優柔不断なギアボックスによって台無しになっている。

■どんなクルマ?

スーパーサルーン・マーケットに仲間入りしたかったレクサスは478psを引きだすGS Fを開発した。英国内でテストするのは今回が初である。

パワフルなV8エンジンが後輪を回すというのは、このカテゴリーでは常識的なテンプレート。座席数は4つ。十分なサイズのトランクをもつのも、ほかと同じだ。

GS Fが目立つのは、ターボやスーパーチャージャーを採用しなかったからだ。BMW M5やメルセデス AMG E63、ヴォグゾールVXR8 GTSがスーパーチャージャーによる助けを得るのに対し、GS Fの4969cc V8は自然吸気となる。

54.1kg-m/4800-5600rpmの最大トルクは、69kg-m超えがザラのドイツのライバルに対してハンデを背負うことになる。

現時点、英国ではハイブリッドしか購入できないが、こちらに比べると、シャシーの剛性をあげたほか、ダブルウィッシュボーン式フロント・サスのコンポーネントをアルミ製にした。

スプリングもレートが高められており、ダンパーはZFザックスのものを使用する。トルク・ベクトリングの他にアップデートしたブレンボ製ブレーキもGS Fの特徴である。

外観はフロント・ノーズ、サイド・スカート、リア・スポイラー、さらにはカーボン製フロント・スプリッター、トランク・スポイラー、ブレーキ用冷却ダクト、19インチ・ホイール、4本出しマフラーが識別点だ。

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