ルノー・クリオ・ウイリアムズ

公開 : 2012.10.12 11:39  更新 : 2017.06.01 01:03

F1と密接な関係にあり、そのレース・シーンでのテクノロジーをロードカーに移植した新しいルノー・クリオ・ウイリアムズは、2014年にデビューする予定だ。

ルノーは、まだ新しいクリオ・ウイリアムズが開発中であるとは正式に認めていないが、事情をよく知る関係者によれば、それはクリオ・ルノースポーツ200ターボよりもハードコアなモデルになるだろうとAUTOCARに話した。と同時に、その関係者は、クリオ・ルノースポーツ200が発表されてから18ヶ月以内には発売されることはないだろうとコメントした。

現時点で、ウイリアムズがこのクルマの開発に関与しているかも不明だ。オリジナルのクリオ・ウイリアムズのデザインやエンジニアには実はウイリアムズは関係していないからだ。しかし、近年はジャガーC-X75へのハイブリッド・テクノロジーの供給など、一般モデルに関わってきている。そういった意味においては、開発に手を貸すことは十分に考えられる。

ちなみに、クリオ・ウイリアムズのオリジナル・モデルは、1993年に発売され、当初3,800台を生産する予定だったが、最終的には12,100台もが造られている。

パリ・モーターショーで発表されたクリオ・ルノースポーツは、F1からデリバリーされたテクノロジーとルックスを持っている。特に、ステアリングに取り付けられたパドル・シフトと、ダイヤモンドのようなカーボン製カムシャフト支持は、パフォーマンスを上げると共に燃料効率を向上させるものだった。また、ルノーは昨年F1チャンピオンシップを獲得したレッドブルとのコラボレーションも行なっている。レッドブル・トゥインゴ、クリオ、メガーヌは、限られたヨーロッパ・マーケットで販売された。

新しいクリオ・ウイリアムズが発売されるとすれば、そのエンジンは1.6リッターの4気筒ターボとなる。これは2014年からF1レギュレーションでフォーマットされるシリンダー数と排気量だ。パワーは標準的な197bhpから220bhpまでに高められるという。

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