メルセデス・ベンツ・Cクラス・クーペを発売

2016.03.14

メルセデス・ベンツ日本は、新型Cクラス・クーペを発売した。

Cクラス・クーペは、アルミニウム・ハイブリッドボディのAピラーより後方を2ドア・クーペ用に専用設計したCクラスの新モデル。フラッグシップであるSクラス・クーペの流れを汲むメルセデスの最新クーペとして登場する。

新型Cクラス・クーペのボディは、流れるようなルーフライン、そのラインが流れ着く大胆で力強いリア・エンドが特徴。

フロントセクションは、ダイヤモンド・グリルと先代モデルより延長されたボンネットによりスポーティな性格を強調。

サイドビューは、フロントセクションから低く立ち上がるAピラーと、高い位置を走るベルトラインおよびサッシュレス・ドアにより、メルセデス・クーペ伝統のプロポーションを形成しながら、光と影の効果をもたらしている。

リア・ホイールアーチの後ろまで長く伸びたドロッピングラインは、クーペ独特のものだ。

車高はセダンより25mm低くし、18インチおよび19インチのホイールと組み合わせ、地面を掴むような印象を与えた。サイドミラーは、Aピラーではなく、メルセデス-AMG GTなどのようにドアに備えられる。

なお、全体のデザインディテールには、先代モデルで人気が高かったAMGラインを採用した。

ボディサイズは、先代よりホイールベースを80mm、全長を65mm、全幅を30mm拡大。これにより、運転席、助手席を中心に室内空間に余裕が生まれている。Cd値は0.26だ。

室内は、センターコンソールをはじめ、ドアやリアのサイドパネルを飾る流麗な造形でクーペの性格を強調。ダッシュボードとシートの素材にはレザーARTICOを採用し、高級感を高めた。また、Cクラス・クーペ専用に設計されたスポーツシートは、サポートに優れ、ハードな走行時にも快適な乗り心地を実現するものだという。

パワートレインは、最高出力156ps、最大トルク25.5kg-mを発揮する1.6ℓ直列4気筒BlueDIRECTターボエンジンに、7速ATの7G-トロニック・プラスを組み合わせた。

サスペンションにはフロントに4リンク式を採用。リアは、マルチリンク・サスペンションを進化させた5本のリンクによる独立懸架式とした。これ以外にもセレクティブ・ダンピングシステムや、ダイナミックセレクトを標準装備する。

また、全モデルにレーダーセーフティ・パッケージをはじめとする安全運転支援システムを標準装備した。

この土台となっているのが、クルマの周囲ほぼ360°をカバーする複合的なセンサーシステムで、フロントウインドウ内側のステレオ・マルチパーパスカメラが最大500mの広範囲をモニターするほか、2つのカメラで車両前方約50mの範囲を立体的に捉える。レーダーセンサーは、フロントおよびリアバンパーに内蔵された25GHzの短距離レーダー計4個、ラジエーターグリル奥の77GHzの中・長距離レーダー1個、リアバンパー中央の25GHzマルチモード・レーダー1個の合計6個を搭載。

これらのカメラとレーダーから得られたデータをコントロールユニットで融合させ、先行車両、横断車両、後方車両、対向車、歩行者などを検出し、その位置を特定する。これにより状況を判断して、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動でアシストするものだ。

利便性装備としては、自動操舵・ブレーキ機能により縦列駐車と車庫入れをアシストするアクティブ・パーキングアシストを標準装備。トランクスペースは、通常時で400ℓ(VDA方式)を確保。さらに、後席分割可倒式機構(40:20:40)によって、バックレストを前方に倒すことができる。

価格は、C180クーペ・スポーツが5,470,000円。同スポーツ+が5,850,000円。また、月額18,000円からのファイナンスプログラムも用意されている。


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