フォルクスワーゲン・パサート1.6TDIブルーモーション

公開 : 2016.03.29 23:50  更新 : 2017.05.29 18:57

パサートのなかでも、この ‘エフィシェンシー・ヒーロー’ の実力は飛び抜けているが、もっと安く、もっと実用的なライバルが存在するのもたしかだ。

■どんなクルマ?

フォルクスワーゲン・パサートは、燃費とCO2排出量をもっとも重要視する人のためのクルマ。1.6ℓTDIエンジンを搭載するベーシックなパサートと同じエンジンを搭載することで、120psを発揮する。

しかしながら、6速マニュアル・トランスミッションの変速比を変え、車高を15mm下げたうえ、ビスポークの空力特化型バンパーと低抵抗タイヤを組み合わせることで経済性重視のモデルとなる。外装も少し違う。

結果として95g/kmというCO2排出量の数値を手にしたことで、(この数値で税金が決まる英国では)月々の支払いが£149(2万4千円)安価になった。

ただしカンパニーカーとして使用する場合の税金は、フォード・モンデオ1.5 TDCiエコネティックとスコダ・スパーブ・グリーンラインSEビジネスがそれぞれ£128(2万円)と£141(2万3千円)ずつ安いのが問題だ。それにスコダは標準でナビがつく。プライベートで買うにしても、ライバル2台の方が安く済む。‘プレミアム’ を謳うことで、パサートの存在理由は確保できるのだろか?

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