アストン マーティン・ヴァンテージGT8を公開

公開 : 2016.04.16 22:50  更新 : 2017.06.01 01:33

アストン マーティンは最新の限定モデル、ヴァンテージGT8を公開した。このモデルは、世界耐久選手権(WEC)にエントリーしているGTEの影響を強く受けたモデルで、いわばGTEのロードゴーイング・バージョンとも言えるモデルだ。また、アストン マーティンとしては、昨年登場した限定モデル、ヴァンテージGT12の後に続くモデルだ。限定生産数は150台で、価格は£165,000(2,550万円)になるという。

そのネーミングが示す通り、GT12が6.0ℓV12を搭載するのに対し、このGT8はV8ヴァンテージに搭載される4.7ℓV8をベースとしたエンジンが搭載される。そのパワーは通常のヴァンテージよりも10ps多い446psで、これに6速マニュアルか7速オートマティック・トランスミッションが組み合わせられる。駆動方式はRWDだ。

もっとも重要なのはGT8のボディ重量にある。GTEで採用されている軽量化とエアロダイナミクスのうちいくつかがGT8に移植される。ワイドになったボディはカーボンファイバー・パネルが採用され、2番めのキャタリストが排除されたより軽量なエグゾースト・システム、マグネシウム・ホイールなどは標準で、プラスティック・ウインドーとリチウム・イオン・バッテリーはオプションとして設定される。ホイールは4本で8kg、そしてバッテリーは17kgの軽量化につながった。その結果、標準的なV8ヴァンテージよりも100kg近い軽量化が達成された。もちろん、これはどのV8ヴァンテージよりも軽い。また、グラム単位の軽量化とはなるものの、コクピットのスイッチをガラスからプラスティックに変更することも可能だという。

GT8のデリバリーは今年の秋からになるという予定だが、1/3は英国向けに、そして残りがアジアとヨーロッパ向けとなる模様だ。



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