アストン マーティンV12ヴァンテージSに7速マニュアル・ギアボックス

2016.05.31

本国イギリスで、アストン マーティンV12ヴァンテージSに7速マニュアル・ギアボックス・モデルが追加されたことは今年4月のニュースでお伝えしたが、そのマニュアル・モデルが日本にも導入されることが決まった。

7速マニュアル・ギアボックスはドッグレッグ・ポジションとなる1速と、AMSシフトを持つ。このAMSシフトは、シフトダウン時にブリッピングを行うためにギア・ポジション・センサーとポロペラシャフト・センサーを持つ。

このマニュアル・ギアボックスはノンコスト・オプションとして設定されるという。

アストン マーティン最高経営責任者(CEO)のアンディ・パーマーは、「マニュアル・トランスミッションという選択肢によって、V12ヴァンテージの世界観を拡大することは、運転をこよなく愛するお客様に、よりアナログでドライビングに没頭できるマシンを提供したいという弊社の意欲の表れです。この機会をお借りして、マニュアル・ギアボックスが現在でも弊社の製品計画の重要な要素であり、今後もこの方針に変わりがないことを表明したいと思います。」とコメントしている。

また、このV12ヴァンテージSの7速マニュアル・ギアボックス・モデル登場と合わせて、その他のラインナップの2017年モデルもアナウンスされている。現行の全ラインナップ共通の変更点として、新しいAMi IIIインフォテインメント・システムが採用された。このシステムは、従来のAMi IIに比べ、一体化されたグラフィック、迅速で容易な住所入力機能、より早い起動時間、更新可能なマップデータ、グラフィックによるドライブプラン表示、高度交通情報、強化型マップ・グラフィック、音声ガイダンス・オプションの拡充など、さまざまなアップデートが施されている。また、AMi IIIには、車載ディスプレイでiPhone©の機能が使えるApple© CarPlayも組み込まれる。

更に、2017年モデルのラピードSとヴァンキッシュには、AMi IIIとサテライト・ナビゲーションに加えて、さまざまなインテリア/エクステリア・カラー、トリム、ディテールを組み合わが可能な新たなオプション・パックが設定された。

なお、マニュアル・バージョンのV12ヴァンテージSの納車開始は、2016年第3四半期を予定している。



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