ベントレー・ミュルザンヌ・スピード

公開 : 2016.06.14 23:35  更新 : 2017.05.29 19:02

いくつかのアップデートをとおして、2016年型のベントレーミュルザンヌ・スピードは進化した。ならばロールス・ロイスファントムの影から逃れることができるだろうか? ドイツで試す。

■どんなクルマ?

ベントレーによると、最新のミュルザンヌは ‘世界で最も豪奢でパワフルなクルマを制作することに長けた英国ブランドの代表’ ということになる。そこで気になりはじめるのはロールス・ロイス・ファントムの存在だ。

ミュルザンヌは現在、標準モデル/ロング・ホイールベース/スピード(テスト車)の3つの構成からなる。ミュルザンヌ・スピードは、ドライビングに重点をおいた、もっともパワフルなモデルなのである。

2016年モデルは、Aピラーから前、つまりあたらしいフェンダー、ボンネット、グリル(ファントムみたく縦方向のライン基調+メッシュ)が形状変更されており、ヘッドライトは可変LED、前後バンパーも変わった。

もっとも求められていたインフォテインメント・システムの改良もなされた。8.0インチのタッチスクリーンに60GBのハード・ドライブ、4GのWi-Fiシステムが備わり、Apple CarPlayやMirrorLinkにも対応済みとなった。

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