Q2はアウディのSUVのなかで、もっとも小さいモデルだ。正式な製品版は、ヨーロッパの道においても感動させてくれるのだろうか? スイスの道で試す。

■どんなクルマ?

くどくどと説明するよりも、トランクに貼られているエンブレムをご覧になるほうがいいだろう。Q2という文字が示すとおり、アウディがラインナップするSUVのなかで、もっとも小さいモデルである。

同社の誇る4WDシステムのクワトロ、やわらかい手触りの樹脂内装、ル・マンの上位ランカー。キーワードだけで、アウディがどういったメーカーであるかを表現できる。それだけ優れた結果を残している。

Q3が下敷きとするのは、A3スポーツバックだ。つまりMQBと呼ばれるユビキタス・プラットフォームをシェア。FFはセミ独立サスを、4WDは完全に独立したマルチ・リンク式サスを組みあわせている。

ボンネットの下には、ガソリン・ユニットは1.0ℓ3気筒ターボ(116ps)か、2.0ℓ4気筒ターボ(190ps)が、ディーゼル・ユニットは1.6ℓTDI(116ps)か、2.0ℓTDI(150ps)がおさまっている。よって一般グレードは全部で4展開となる。