新しいフライング・スパーはオーバー320km/h

公開 : 2012.11.06 13:00  更新 : 2017.06.01 01:05

ベントレーは来年後半、フライング・スパーをよりスポーティに変身させる予定だという。それは、新しくなるメルセデス・ベンツSクラスよりも充分にスタイリッシュなものとなるだろう。

新しいフライング・スパーは、既存のプラットフォームの上に造られるが、そのデザインは一新される。重要なスタイル・テーマは、新しいコンチネンタルGTと、フラッグシップ、ミュルザンヌの影響を大きく受けたものとなる。

2ドアのコンチネンタルGTの筋骨たくましいリア部分は、ミュルザンヌのエレガントなキャットウォーク・デザインに変更される。「以前のモデルよりもコーク・ボトル・ラインが強調されたものとなる」と関係筋は語っている。

ホイールベースやトレッドは以前のモデルから引き継がれるが、より傾斜したリア・ラインやトランクのライン、小さくされたリアのガラス・ハウスなど、ぐっとスポーティな印象が与えられる。

フライング・スパーは中国で売れているモデルだが、オーナーは自らドライブすることを望む事が多く、そのためインテリアもスポーティな味付けがされている。より高級なモールディング、インストルメント、スイッチギア、レザー&カーペットは、Mk2コンチネンタルGTからのものをリファインして取り付けられる。また、エア・サスペンションによる乗り心地や、パワートレーンのノイズ隔壁などもコンチネンタルGTから引き継がれる。

パワートレーンはV8ツインターボ4.0リッターとZF製8速ミッションの組み合わせがまずひとつ。これは500bhpのパワーと67.3kg-mのトルクを発揮し、0-100km/h5.0秒と290km/hの最高速を持つ。また、CO2排出量も300g/kmを切る。このV8モデルは、価格も相対的には手頃で、120,000ポンド(1,537万円)とメルセデスのS63 AMGに近いものとなる。

一方、フライング・スパーW12は、567bhpのpワーを持ち、その4ドア・ボディを320km/hまで導く。更にフライング・スパー・スピードは616bhpを持ち、最高速度は320km/h以上となるだろう。

ベントレーは、そのリリース時期を検討しているようだ。ベントレーにとっては、来年3月のジュネーブ・モーターショーはお気に入りのショーだが、9月のフランクフルト・モーターショーという可能性も捨て切れない。

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