スバルBRZ S

公開 : 2016.07.05 05:50  更新 : 2017.05.29 18:41

  • 新型BRZ Sを初試乗。MTモデルの出力7psアップも嬉しいが、改良点はそれだけじゃない。

ビッグ・マイチェンを受けたスバルBRZ Sを、いち早くレポート。開発中のBRZ GT(プロトタイプ)も試してきた。

■どんなクルマ?

フラット4をフロントに搭載する後輪駆動の入門用スポーツカーである。企画トヨタ、生産スバルのコラボにより、2012年に初登場した。ポルシェケイマンより低いという驚異の超低重心パッケージは同一ながら、トヨタ版は86、スバル版はBRZの名称で販売されており、それぞれのメーカーによって味付けが若干異なるのはご存知の通り。

4年目を迎えた本年、先に姿を現したスバルBRZのマイナーチェンジ版がコレだ。見た目の変更は細部にとどまるけれど、開発責任者は「ビッグマイナー」と胸を張る。実際、外観から内装、メカニズム部分にまで細かく手が入っている。

まず2ℓの水平対向4気筒は、MTモデルでは最高出力が7ps、トルクが0.7kg-m引き上げられ、207psと21.6kg-mを発生するようになった。従来、樹脂製だった吸気マニフォールドをアルミの鋳物製に代えてブランチ長の最適化とポート断面積を拡大したことが効いている。赤ちぢみ塗装が施された見た目もチャーム・ポイントで、「テスタロッサだ」と呼びたくなるほど。シリンダーヘッドが赤くないのが残念。カムシャフト、バルブステムはフリクション低減のため鏡面仕上げにしているという。

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

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