ジーリーのグローバル・ブランド、リンクの第1弾が遂に公開

公開 : 2016.10.20 04:30  更新 : 2017.06.01 00:34

ボルボの親会社でもある中国のジーリーが、グローバル・ブランドとして立ち上げるリンク(Lynk&Co)の第1弾となるミッドサイズのSUVモデル、01が公開された。発売は来年からを予定している。

このリンク 01は、中国のメーカーとしては、初めてヨーロッパをターゲットとしてある程度のボリュームの販売が計画されるモデルとなる。スウェーデンで設計されたリンク 01は、子会社であるボルボの次期XC40と同じアーキテクチャーを使用するものだ。

10月19日にベルリンで行われたお披露目にはジーリーのファウンダーであり会長のリ・シュウフも参加した。

リンク01は、常にインターネットと接続しているのが大きな特徴のひとつで、標準で装備されるシェア・ボタンでスマートフォンとの連携が可能である。

デザイン責任者のアンドレアス・ニルソンは、「中国らしいDNAを持った個性の強いモデルにしたかった。」といい、「デザインの要件自体はシンプルなものだった。卓説したデザインで、テクノロジーに精通したユーザーに訴えかけるものというのがコンセプト。インテリア・デザインにもそれを反映させた。」とコメントしている。

メカニカル・コンポーネンツについての発表はなかったが、リンクス 01は、ボルボ製の2.0ℓ4気筒および1.5ℓ3気筒がリリースされる予定。更に、プラグイン・ハイブリッドも後から追加されるという。もちろん、このハイブリッド・システムもボルボから移植されるものだ。ギアボックスは6速マニュアルおよび7速デュアル・クラッチが設定されている。

全長は4.6m。中国市場では、リアの居住スペースおよびブート・スペースが重視されるため、ホイールベースは長いという。

このリンク 01の販売が開始されることは、ボルボの収支を良くする影響もあるという。それは、フォルクスワーゲンMQBよりも融通の効くボルボの新しいアーキテクチャーが、広く使われることになるからだ。



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