三菱、ジュネーブで日産デュアリスのライバルを発表か

公開 : 2017.01.05 04:30  更新 : 2017.06.01 00:32

三菱は3月のジュネーブ・モーターショーでASXとアウトランダーの中間となるSUVを発表予定だ。

三菱は急成長しているSUV市場に対応すべく日産キャシュカイ(日本名:デュアリス)のライバルとなるモデルを、3月に行なわれるジュネーブ・モーターショーでリリースする予定だ。まだネーミングも決まっていないが、ASXより大きく、アウトランダーよりは小型のモデルであることは確かだ。また、関係者は、クーペのような流麗なスタイルを持つとしている。

過去、三菱は伝統的なボクシーなデザインを採用し、そして失敗を続けてきた。しかし、三菱は2014年に國本恒博をデザイン本部長に採用し改革を計っている。彼は日産自動車に40年いた人物で、ヒット作、ジュークを生み出した人物でもある。

彼は「三菱にとってデザインは最重要項目だ。」とし、「時間は掛かる。しかし、ランドローバーが無骨でありながらもスタイリッシュであることを両立しているように、われわれもその線を目指したい。」とコメントしている。

この新しいSUVの手がかりとなるのは2015年のジュネーブ・モーターショーで示されたXR-PHEVコンセプトだ。全長4490mm、全幅1890mmのモデルで、160psを発揮するプラグイン・ハイブリッドを心臓に持つ2WDだった。そのCO2排出量は40g/kmだった。

しかし、新しいSUVはコスト的な理由からハイブリッドは採用されない。ガソリン・ターボとASXに搭載されているディーゼルが設定され、トランスミッションはマニュアル、CVT、8速オートマティック、そして4WDモデルも設定されるという。

更にASXよりも小さく、日産ジュークのライバルとなるモデルを2019年に、そしてアウトランダーの後継は2020年に予定されている。しかし、ショーグン(日本名:パジェロ)の動向が今後どうなるかは定かではない。



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