三菱アウトランダーPHEV

公開 : 2017.01.20 05:50  更新 : 2017.05.29 19:26

アップデート前から劇的に変わったわけではないが、もともとのデキがよいぶん、特に気になるところがない。責めるべきところがないというのが、こういったクルマの場合、評価を高める。

■どんなクルマ?

三菱によると、‘もっとも重要な車種’ というアウトランダー。このクルマがデビューしたときは、PHEVのSUVなんてニッチ商品だったわけだが、たくさん売れたことで、ほとんど独占市場となった。

順風満帆かと思った矢先に、三菱はまず燃費不正の問題が取り沙汰された。さらに英国ではモーターウェイにおける充電システムが有料になった。53km走るために£6(844円)かかる計算になる。さらに英国内の税制が変わってPHEVが不利になった。

それでも三菱が諦めなかったのは、CO2排出量が少ないゆえ税金がディーゼルより安く済むことが多いからだ。

よって2016年にアップデートを敢行。電力のみで走ることのできる距離を1.6km伸ばし、CO2排出量は1kmにつき41gまで少なくした。そして燃料消費率は58.8km/ℓをマーク。

あたらしいダンパーとリア・ブッシュを採用するなど、走りの質の向上も目指している。

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