第5世代となるセアト・イビーザ、デビュー

公開 : 2017.02.04 04:00  更新 : 2017.06.01 00:30

よりスリムなスタイルと、先進のテクノロジーを搭載した第5世代となるセアト・イビーザがデビューした。次世代のフォルクスワーゲンのスモール・モデルに使われるプラットフォームが一足先に使用されたモデルだ。

第5世代のセアト・イビーザは、フォルクスワーゲン・グループのスーパー・ミニおよびスモールSUVに使用される予定の最新のプラットフォームをもったモデルだ。

また、一新されたデザイン、明るいインテリアを特徴とし、フォルクスワーゲンUp!、ヴォグゾールコルサ、そして最近デビューした新しいフォードフィエスタなどがライバルとなる。

価格は英国では£13,000(185万円)からとなるが、これはフォード・フィエスタの価格をアンダーカットするものとなる。発売は5月からスタートし、実際にショールームに並ぶのは7月からと目される。

セアトのベストセラー・モデルであるイビーザは、一つ上のクラスであるレオンからそのデザイン・ファクターを多く引き継いでいる。大きく異なるのは、これまでは3ドア、5ドア、そしてSTエステートが用意されていたが、今回の第5世代のイビーザは5ドアのみとなることだ。これまで、3ドア・モデルが売上の40%を占めていたので、大きな決断となるが、ルノー・クリオ、日産マイクラ、そしてスコダ・ファビアも3ドアを廃止しており、時代の流れに沿ったものと言える。また、エステート・モデルは、もうすぐデビューするイビーザ・ベースの小型SUVであるアローナにその役目を引き継ぐこととなる。

アローナともシェアするプラットフォームは、フォルクスワーゲン・グループのMQB A0と呼ばれるもので、次世代のポロ、ファビアにも使われる予定。

新しいイビーザは87mmほど広くなり、2mmほど短くなり、1mmほど低くなった。ほぼサイズ的には変更がないが、それでもブート・スペースは63ℓ拡大した355ℓとなっている。

エンジンは、1.5ℓ4気筒で150psの1.5TSIガソリンの他、1.0ℓ3気筒ガソリン、1.6ℓディーゼルが搭載される。ギアボックスは5速マニュアルが標準で、6速マニュアルと7速のDSGがオプションとして用意される。

トリム・レベルは、S、SE、FRそしてトップ・モデルとなるエクセレンスの4つ。そのグレードによる装備の違いは現時点では明らかにされていないが、ベーシック・モデルでも5.0インチのインフォテイメント・システム、自動エマージェンシー・ブレーキを備える。8.0インチのインフォテイメント・システムはFR以上に標準、そしてSEにオプションとなる模様。

アダプティブ・クルーズ・コントロール、フロント&リア・カメラ、LEDヘッドランプ、LEDインテリア・ライト、ワイヤレス・スマートフォン・チャージ、Apple CarPlayとAndoroid Autoと連携するMirrorLinkなどは、グレードによって標準、あるいはオプション設定となる。

FRトリムは、より固いサスペンションと、ツイン・エグゾースト、そして4WDを装備するスポーツ・モデルとなる。また、従来までのホット・バージョンであるクプラが、この第5世代のイビーザに設定されることになるかは現時点では明らかでない。



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