GM、オペルとヴォグゾールをPSAグループへ売却か

公開 : 2017.02.15 10:20  更新 : 2017.06.01 00:29

GMはオペルヴォグゾールという2つのブランドをPSAグループに売却する方向で話が進んでいるようだ。

ゼネラル・モータースは、フランスに本拠を置くシトロエン、DS、プジョーの親会社であるPSAグループに、GMのヨーロッパでのブランドであるオペルおよびヴォグゾールを売却する方向で高水準の話し合いをしているという。

今週火曜日に行われた交渉では、GMのヨーロッパにおけるサブブランドであるオペルとヴォグゾールがヨーロッパの自動車産業に与える影響を中心に話し合われたという。PSAはGMと直接話したことは認めているが、その内容がどこまで進んでいるかは発表していない。

PSAのステートメントでは、「PSAグループは、GMと共に収益性や事業効率を改善することをめざしている。オペル、ヴォグゾールの買収も含み、あらゆる戦略を考え、調査しているが、この件について合意がなされるという保証は現時点ではない。」と語っている。

また、GMは「2012年以降、GMとPSAは現在までヨーロッパで3つのプロジェクトを実行し、そのうち2つは大きな成功を収めてきた。このフレームワークの範囲内で、GMとPSAは更なる事業拡大と協力を続けていく。PSAとGMは収益性や事業効率の改善を目指しているが、その中にはオペル、ヴォグゾールの買収も検討課題に上っている。しかし、この買収については、必ずしも合意が整うというわけではない。」とコメントした。

GMはその経費を下げるためにオペルおよびヴォグゾールの開発においてプジョーと共同して行うことが、ここ数年活発だった。しかし、このプジョーとオペル、ヴォグゾールの合併話は、GMがPSAグループの7%という持ち株を売却したことで消滅した経緯がある。

また、自動車工業に詳しい関係者はAUTOCARに、PSAの中国でのパートナー、東豊が財政援助を含みこのオペル、ヴォグゾールの買収話に1枚咬むかもしれないと語っている。

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