ポルシェ・パナメーラ「ターボ S E-ハイブリッド」実車写真をジュネーブで入手

公開 : 2017.03.07 15:48  更新 : 2017.06.01 00:28

ジュネーブ・モーターショーにてパナメーラの新たなトップ・モデル、パナメーラ・ターボS E-ハイブリッドの実車写真を入手した。これにともない、情報の簡単なおさらいと、短評を再掲載する。

V8エンジンと電気モーターを搭載したユニークなドライブ・コンセプト

パナメーラ・ターボS E-ハイブリッドの投入を踏み切ったのは、V6エンジンと電気モーターを併用するパナメーラ4 E-ハイブリッドの成功を受けてのことだという。

ハイブリッド・モジュールに備わるデカプラーは、パナメーラ4 E-ハイブリッドと同様に、電制クラッチ・アクチュエーター(ECA)によって電気機械的に作動。素早いレスポンスを可能にしているとのことだ。

パナメーラ・ターボS E-ハイブリッドの4ℓV8エンジンと電気モーターの組みあわせは、システム合計出力680psという飛びぬけたパワーを発揮し、アイドル回転数を少し超えた回転域から86.7kg-mの最大トルクを発生する。

0-100km/h加速タイムは3.4秒をマークし、最高速度は310km/hに達する。電気モーターのみの航続距離は50kmにおよぶのだという。

電気モーターは、容量14.1kWhの水冷式リチウムイオンバッテリーによって電力供給される。リアに搭載する高電圧バッテリーは、230V/10A電源で6時間以内にフル充電されるとの情報も公開されている。

導入時期は2017年後半から 装備は決定済み

今回のジュネーブ・モーターショーでワールド・プレミアを果たしたあと、2017年7月に欧州でデビューし、2017年後半から日本を含む各国市場へ導入予定。

パナメーラ・ターボS E-ハイブリッドには、ポルシェセラミック・コンポジット・ブレーキ(PCCB)、ポルシェ・トルク・ベクトリング・プラス(PTVプラス)を含むポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロール・スポーツ(PDCCスポーツ)、パワー・ステアリング・プラス、および21インチの911ターボ・デザイン軽合金ホイールが標準装備される。


関連テーマ

おすすめ記事

 

ポルシェ パナメーラの人気画像