フェルディナント・ピエヒ、ポルシェの要職から追放か フォルクスワーゲン・ディーゼル問題

公開 : 2017.03.14 11:31  更新 : 2017.06.01 00:26

フォルクスワーゲンの大株主であるポルシェ・オートモービル・ホールディングスSEの要職を、フェルディナンド・ピエヒは失うことになるという。

シュタドラーも失職か

前のフォルクスワーゲン・グループの監査役会々長であったフェルディナンド・ピエヒは、ポルシェ・オートモービル・ホールディングスSEの監督委員会の委員長としての職も追われるかもしれない。そして、これがアウディCEOのシュタドラーの辞職の引き金にもなるという。

ドイツの新聞、ビルド日曜版でも、ピエヒが次のポルシェSEの選挙で監督委員会の委員長に推薦されることがないとされた。また、ピエヒの失職は、アウディCEOのシュタドラーと連座する可能性があると示唆している。

御存知の通り、ピエヒは、ポルシェの創設者であるフェルディナンド・ポルシェの孫であり、2015年にフォルクスワーゲン・グループの監査役会の会長の座を退いてから、現在のポルシェSEの委員長という役職についていた。

ディーゼルゲート・エミッション・スキャンダルでマーティン・ウィンターコルンがフォルクスワーゲンのCEOを退いた後、今年の初めに、フォルクスワーゲンがピエヒに対してその責任を求めて法的措置をとることが明らかにされていた。



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