アウディS3スポーツバックを公表

公開 : 2013.02.13 14:00  更新 : 2017.06.01 01:46

アウディは第2世代のS3スポーツバックを、3月上旬のジュネーブ・モーターショーで正式発表される前に、一連の公式写真をリリースした。

予想されるようにインゴルシュタットの5ドア・ハッチバックは、この9月に発表される3ドアの兄弟車と同じエンジン、ギアボックスを持つ。

そのEA888エンジンは、ターボ付きの2.0ℓ4気筒で、そのパワーは296bhp。トルクは1800rpmから5500rpmの間で38.7kg-mを発生する。前作のEA113エンジンに比べて、35bhp、3.0kg-mの上昇だ。この新しいEA888型ユニットは、現在最も先進的な4気筒エンジンとまでいわれているもの。過給圧は1.2バール。ツイン・カウンターバランス・ローテーション・シャフトと、2ステージのバルブ・リフト・システムを持つ。そのバルブ・リフトは、インレット側が30度、エグゾースト側が60度のカムシャフト調整量を持ち、それぞれのシリンダー毎のフューエル・インジェクションを備える。その重量は、EA113よりも5kg軽いとされている。

6速マニュアル・ギアボックスにハルデックス・スタイルの4WDシステムという組み合わせが標準で、パドル・シフトを備えた6速デュアル・クラッチSトロニックはオプションとなる。

ボディは、広範囲にわたってアルミニウムが使われたことで、前作よりも70kg軽い1445kg。そのため、パワー・ウエイト・レシオは136bhp/トンとなる。

パフォーマンスは、Sトロニック装備車で0-100km/hが5.0秒、マニュアルは5.5秒となる。トップ・スピードは電子制御によって制限され250km/hだ。

ちなみに燃費は、Sトロニックで14.5km/ℓ、マニュアルで14.3km/ℓという値だ。

新しいS3スポーツバックは、エンジンが横置きされたフォルクスワーゲンのMQBプラットフォームを使用する。前モデルと比べて52mm前に移動され、12度バルクヘッド側に傾けられた位置にエンジンを搭載する。

サスペンションは、フロントがマクファーソン・ストラット、リアが4リンク。ホイール/タイヤは18インチ+225/40で、標準的なモデルよりも25mm車高が低い。

スロットル特性と、オプションのSトロニックのシフト・ポイント、そしてステアリング・レシオを変更することのできるアウディ・ドライブ・セレクトが標準で装備される。また、オプションでマグネティック・ライド・コントロールも装備される。

ブレーキは、フロントがΦ340にアップグレードされたディスクが付く。ハンドブレーキは、従来のケーブル・タイプではなく、電子制御となる。

新しいS3スポーツバックは。9月からの販売を予定している。価格はまだ決まっていないが、英国では34,200ポンド(500万円)程度となる予定だ。

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