プジョー2008ハイブリッド・エア・コンセプト

公開 : 2013.02.20 11:58  更新 : 2017.06.01 01:47

プジョーは、PSAハイブリッド・エア・テクノロジーを採用した2008をジュネーブ・モータショーで発表する。この2008ハイブリッド・エアは、2015年までにメーカーとしてのCO2排出量のアベレージを116g/kmに下げようとするプジョーの計画を担う重要なモデルでもある。

このハイブリッド・エアは、従来の内燃機関のガソリン・エンジンと、圧縮空気によって動かされる油圧モーターを組み合わせたシステム。モーターとポンプは、エンジン・ベイの中に配置され、クルマの中央に圧縮空気タンクが置かれる。モーターとポンプは、回生制動のエネルギーを利用して、圧縮空気タンクにエアを補充するという仕組みだ。

ガソリン・エンジンも、高効率化を目指したチューニングがされている。1.2VTiエンジンがベースとなるが、ダイヤモンド・カーボン・コーティングが施されている。これは、抵抗を30%低減すると共に、ウォームアップ・タイムを短縮するためのもの。エンジン自体の重雨量も前作よりも21kgも軽い。

ハイブリッド・エア・システムは3つのモードで動く。エア・モードでは、タンクに保存されている圧縮空気のみでクルマを動かす。都市部では、エンジン・パワーだけで動くことも可能で、パフォーマンスが必要な場面では、その両方を使うこととなる。

都市部で80%このエア・モードで走行することができるのであれば、プジョーは燃費を45%改善することができるとコメントしている。

シトロエンC3のようなBセグメントのクルマにこのシステムを搭載した場合、34.5km/ℓの燃費と69g/kmのCO2排出量が望めるという。PSAグループとしては、50km/ℓという燃費を得るモデルのために、このシステムを使用したいとしている。

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