496bhpのフォルクスワーゲン・ゴルフ・デザイン・ヴィジョンGTI

公開 : 2013.05.10 10:26  更新 : 2017.06.01 01:53

オーストリアで行われるヴェルターゼ・フェスティバルで、フォルクスワーゲンは、ゴルフ・デザイン・ヴィジョンGTIを発表した。このモデルは、496bhpのエンジンを搭載するモデルで、スーパーカーの領域に達するパフォーマンスを持つモデルだ。

その基本は、ゴルフGTIと同じMQBプラットフォームの上に築かれるが、パワー・ユニットはゴルフGTIの2.0ℓ4気筒ターボに代わって、ツインターボ3.0ℓVR6がエンジン・ベイにマウントされる。そのパワーは、ノーマルのGTIの217bhpから129%、279bhpアップした496bhpで、ポルシェ911GT3とほぼ同等。トルクも35.7kg-mから21.4kg-mアップした57.1kg-mとなっている。そのトルクは2000rpmであれば常に50.9kg-m以上を発揮するという。このエンジンは、新しいポルシェ・メイカン・ターボに搭載されると噂されるものだが、その関係性は明らかにされなかった。

トランスミッションはデュアル・クラッチだが、標準的なGTIのFWDレイアウトではなく、それぞれのホイールに駆動を分配するマルチプレート・クラッチが用いられた4WDシステムが使用される。

パフォーマンスは、フォルクスワーゲンの主張によれば0-100km/hが3.9秒。これはスタンダードなゴルフGTIよりも2.6秒速い。また、最高速度は245km/hから306km/hにアップしている。

フォルクスワーゲンのインハウス・デザイナーであり、ブランド・デザイン・ボスのクラウス・ビショーフによってプロデュースされたデザインは、ゴルフGTIがベースではあるが、広げられたトレッドや20インチ・ホイールなどによって大きく変化している。このデザインは、2014年に発売が予定されているゴルフ40周年記念モデルに反映されるという。

ちなみに、ヴィジョンGTIのサイズは、全長4253mm、全幅1879mm、全高1385mmと、スタンダードなゴルフGTIよりも15mm短く、71mm広く、57mm低い。

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