パイクスピーク、プジョーのローブが勝利

公開 : 2013.07.02 14:09  更新 : 2017.06.01 02:16

アメリカで2番目に旧いモータースポーツ・イベントであるパイクスピーク・ヒルクライムで、WRCチャンピオン、セバスチャン・ローブが昨年のタイムよりも6%短縮した92秒も速いタイムで、アルティメット・クラスを制した。

プジョー405T16でアリ・バタネンが勝利して25周年に当たる今年、ローブは4WDの208T16をドライブ。5000フィートの高低差のある156のコーナーを持つ12.4マイル(20km)のコースを8分13秒878で走りきった。

このヒルクライムは1916年以来変わらないコースである。

このイベントのためにシトロエンからプジョーへ移籍することになったローブは、908ル・マン・カーで用いられたコンポーネンツを使ったスペシャル・マシンを使用した。それはスティール製のスペースフレーム・シャシーを持ち、3.2ℓのツインターボV6をミドに搭載。6速ミッションに4WD、サスペンションは前後共にダブル・ウィッシュボーン、そしてカーボンファイバー製のブレーキを持つマシンだった。そのパフォーマンスは、0-100km/h加速1.8秒、0-242km/h加速7.0秒というものだ。

なお、三菱MiEVエボリューションIIが参加した注目のEVクラスは、モンスター田嶋がドライブしたパイクスピーク・スペシャルがトップ。MiEVエボリューションIIは、増岡浩が2位、グレッグ・トレーシーが3位という結果だった。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像