マツダ、フィアットと協業プログラムを発表

公開 : 2012.05.23 17:10  更新 : 2017.06.01 00:55

マツダフィアットグループオートモービルズは、次期マツダ・ロードスター(海外名:マツダMX-5)のFRアーキテクチャをベースに、マツダおよびフィアット傘下のアルファ・ロメオ向けのオープン2シーター・スポーツカーの開発・生産に向けた協議を開始することで合意をした。

マツダとフィアットは、今後、それぞれのブランドごとに象徴的なスタイルを持つFR ライトウェイト・オープン2シーター・スポーツカーの開発を進めていくという。なお、両社の車種には、それぞれのブランドごとに独自のエンジンを搭載する予定だ。

また両社の車種をマツダの広島にある本社工場で生産することを想定しており、アルファ・ロメオについては2015 年に生産を開始することで検討を進めている。

マツダの山内孝代表取締役会長社長兼CEO は、「技術・商品開発領域におけるアライアンス構築は経営戦略に基づく活動の一つであり、今回のフィアットとの発表はその重要な一歩だと捉えています。特に『マツダ・ロードスター』は、世界で最も販売台数の多いオープン2 シーター・スポーツカーであり、マツダブランドを象徴するクルマです。このたび、次期『ロードスター』をベースにオープン2 シーター・スポーツカーの先駆者とも言うべきアルファ・ロメオと協業の機会を持てることに大きな期待を寄せています」とコメントしている。

一方、フィアットのセルジオマルキオンネCEOは、「この合意は我々のアルファ・ロメオ・ブランドに対するコミットメントであり、またアルファ・ロメオを真のグローバル・ブランドに育てていく決意を表すものです。マツダは、コンパクトFR オープン・スポーツカーのリーダーとして広く認識されており、彼らと協力し、アルファ・ロメオの伝統であるエキサイティングかつスタイリッシュなオープン2 シーター・スポーツカーをつくっていきます。このたびのマツダとの協業の機会に感謝するとともに、今後も良好かつ継続的な関係を築いていくことを期待しています」とのアナウンスを発表している。

両社の正式事業契約の締結は、2012 年後半を予定しており、両社は、本件以外に今後欧州での協業の可能性についても話し合いを持つことで合意をした。

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