フェラーリ、チャリティー・オークションは180万ユーロ(1億8千万円)以上に

公開 : 2012.06.22 10:48  更新 : 2017.06.01 00:55

今年5月20日と29日に、イタリア北部レッジョ・エミリア州で起きた地震で被害に遭われた方たちに寄付する目的で行われたフェラーリの国際チャリティー・オークションが、この2週間、フェラーリ公式サイトで行われたが、このオークションで集められた金額は、総額180万ユーロ(1億8千万円)以上となった。

特に、目玉となった599XX Evoの反響はとても大きなものだったようだ。最終的に、この車輌は、アメリカから参加されたお客様により、140万ユーロ(1億4千万円)で落札された。このモデルは、今回のオークションのために造られたワン・オフモデルで、ルカ・ディ・モンテゼーモロ会長と2名のスクーデリア・ドライバーのサインが入った記念プレートが装着されている。さらにオーナーには、モンツァで開催されるイタリアGPにおいて、フェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサから、直接車輌が納車される予定だ。

また、F60のノーズコーンは、マレーシア人が2万3,000ユーロ(230万円)で落札し、これもまたアメリカに送られることになった。

2008年にコンストラクターズ・タイトルを獲得したF2008のエンジンは、入札開始価格の約2倍となる8万ユーロ(800万円)で落札され、イギリスに送られまる予定だ。

ルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、「これはポールポジションを獲得したような結果と言えるでしょう。フェラーリ・ファンの方々による温かいご支援が集まることは予想していましたが、私自身が驚くような結果となりました。今回入札していただいたすべてのお客様、コレクター、そしてフェラーリ・ファンの方々に感謝いたします。皆様の入札を通じて、私どもの地域で被災した方々に、心をひとつにした、温かいメッセージとして届けられたことと思います」とコメントしている。

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