ミニ・クーパー5ドアを発売

2014.10.02

ビー・エム・ダブリューは、ミニ5ドアをミニのラインアップに加え、10月2日より発売を開始した。

日本市場に導入されるのは1.5ℓ3気筒ターボのクーパーと、そして2.0ℓ4気筒ターボのクーパーS、ギアボックスは6速のステップトロニック・トルコン・オートマティックのみが設定される。クーパーは136ps、クーパーSは192psのパワーを持つ。燃費はクーパーが17.9km/ℓ、クーパーSが16.4km/ℓという値だ。

全長は4000mmで、3ドアに対し、72mm長いホイールベースと、161mm長い全長を持つ。BMWは、この新しい5ドア・モデルが、15mmヘッドルームが拡大され61mmほど肩幅が広くなっているという。

ブート・スペースは3ドアに対して67ℓ大きくなった278ℓだ。これは重要なライバルと目されているアウディA1の270ℓを上回るものだ。また、60:40可倒式のリア・シートを畳むと941ℓのスペースが現れる。このブート・スペースは、異なる2つの高さを設定することができるトランク・フロアを持ち、リア・シートを倒した時に完全にフラットにすることも可能な仕組みだ。また、拡張が可能なクランプがリアのシート・バックに装着されており、これを利用して荷物を固定することができる。

この5ドア・モデルは3ドア・モデルよりもプロポーションのバランスがとれているように思える。第3世代のミニの特徴でもある長く高くなったノーズも、その全長によって相殺されている。リアのドアは短いが、フロントのスポーツ・シートの後方もリアのパッセンジャーの膝をクリアする工夫がされており、更にヘッドライニングも逃げを作っていることによって大きなヘッド・クリアランスを稼ぎだしている。実際に180cm級のパッセンジャーがリア・シートに座っても、数mmのニー・クリアランスおよびヘッド・クリアランスが確保されている。また、そのシート・ポジションは異例に低いが、ショルダー・ルームは充分な広さがある。

価格は、クーパーが2,980,000円、クーパーSが3,500,000円。

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