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ルーフライニングのリフレッシュ

ランチア・デルタに限らず、イタリア車の内装の泣き所の一つが天井のライニングではないでしょうか。

いわゆる「垂れ天井」というもので、クロス張りの天井が経年劣化で垂れてくる現象のことを言うのですが、最初はわずかな剥がれでも、天井の基材とクロスが離れることにより空洞ができ、それが窓を開けたときなどに風で煽られ、さらに剥がれて行くという悪循環に陥ると、剥がれは一気に加速して最後は完全に垂れ下がってしまうのです。

クイックトレーディングではこの補修も行っています。デルタを例に取りますと、まずは天井部をその周囲のフレーム毎外します(写真1、2)。この際に気をつけなければならないのは樹脂でできたフレーム部や取付ビスで、経年劣化した樹脂は力を入れる箇所を間違えると割れてしまいます。

外した天井フレームを分解してアルカンターラが張られたルーフライニングを取り出し、基材(ベース部)からアルカンターラ生地を剥がします(写真3)。
ベース部とアルカンターラ生地の間には皺寄り防止?のためにウレタンシートが挟まれているのですが、このウレタンが経年劣化でボロボロになり、結果として基材から剥がれてしまうのですから皮肉なものです。

補修に際しては、この劣化したウレタンの屑を取り除き、再度ウレタンシートを挟むようなことはせず、基材に直接アルカンターラ生地を貼り付けます。丁寧に作業すれば皺など寄ることはありません(写真4)。

写真の例は、元々張ってあったアルカンターラ生地を使って張替えた例ですが、生地を新しくしたり、色を変えたりすることも可能ですので、デルタに限らず「垂れ天井」でお困りの方はどうぞお気軽にご相談ください。

クイック・トレーディング

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