特別企画

2015.05.28

ベントレー・ミュルザンヌ

 
 
最新モデルのメディア向け試乗会のために、ベントレー・ジャパンがチョイスしたロケーションは、ベントレーやロールス・ロイスなどのコレクションでは世界的に有名な、埼玉県加須市にある、ワクイ・ミュージアムだった。

ワクイ・ミュージアムは、館長である涌井清春氏が、エンスージアストとして、また専門の輸入販売業者として、世界各国から日本の地へと導いたモデルをさらに厳選。各々のブランドの歴史を体系的に知ることができる展示内容とともに、すべての所蔵車を最高のコンディションで走行可能としていることなど、そのコンセプトはきわめてマニアックだ。


 

 

 

ベントレー・ジャパンが、ここを試乗会のベースとしたのは、ベントレーのような高級車ブランドの真価を理解するには、最新モデルの走りを味わうだけではなく、その歴史を正しく知ることもまた大切なのだという考えからなのだろう。高級車ブランドに必要なのは、最新のテクノロジーと、実際にそれを一台の自動車として完成させるクラフトマン、そしてこればかりはいかに後発メーカーが望んでも手に入れることのできない歴史の重みにほかならない。さらにベントレーには、モータースポーツでの華々しい戦績や、世界に名だたるビッグネームが連なる、カスタマーとのストーリーも加わる。ワクイ・ミュージアムの所蔵車を見学していると、その歴史の重みやブランドの価値に圧倒され、時に言葉を失ったまま、一心不乱にそれに見入ってしまうことがある。ベントレーとはそのようなブランドなのであり、その存在は世界の高級車市場の中でも、やはり特別というほかはない。

ワクイ・コレクションの所蔵車は、どれも歴史的価値、そして特別なストーリーに満ち溢れたものばかりだ。1921年型の3ℓ(S/N:19)は、オリジナルボディーのまま現存する、世界最古のベントレーと確認されているもの。1924年型の3ℓ(S/N:653)は、かの白洲次郎がイギリス留学中に愛車としていたモデルであるし、1927年型の4 1/2ℓ(S/N:ST3001)は、1928年のル・マン24時間を制した優勝マシンそのものである。そして現在のベントレー車にも継承されているコンチネンタル、あるいはスピードといったネーミングもまた、ここワクイ・ミュージアムならば、歴史を学びながら、その価値を再確認することができる。

 

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