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2016.11.30

フェラーリGTC4 Lusso ーー AUTOCAR編集部が選ぶ2016年の50台

フェラーリ唯一の4シーターとして、そしてフェラーリ唯一の4WDモデルとして確固たるポジションを占めているのがGTC4 Lussoだ。今年、これまでのFFから大幅にアップデートされ、ネーミングも新たにGTC4 Lussoとなったが、その変更はかなり大掛かりなものとなった。

スタイリングは、フロントが低くワイドになり、冷却のためのグリルも大きくなり、かなりアグレッシブに変身した。また、リアのテールランプもこれまでのシンプルな丸型2灯から4灯式に変更されているほか、ルーフの形状も変更されている。大きな変更ではないが、これによって更にスタイリッシュになった。

フロントに搭載されるV12エンジンもFFの660cvから690cvにアップされた。また、このGTC4 Lussoになって大きく代わったのは、F12tdfに採用された4WSが与えられたことである。これはリア・サスペンションのトー・リンクにアクチュエーターを加えることで、スタビリティとアジリティを高めるというもの。その効きはF12tdfに比べると穏やかだが、高速での安定性が確実に上昇している。

エンジン・サウンドは、4シーターであることを意識してか低速域ではF12ほど大きくはないがリッチで心地好いもの。しかし、一旦右足に力を込めると、高らかな咆号と共に、激しい加速を見せてくれる。シフト・アップは即座で、ダウンシフトもパドルシフトで思いのままだ。公道ではまず必要のないことだが、ブレーキ・ペダルを強めに踏めば、パンパンパン! と一瞬にして自動でダウンシフトしてくれるのも快感。パワーは690cvもあるのだから、1790kgのボディに対しても十分過ぎるものであることは言うまでもない。

4つの座席があり、十分な荷室を持ち、8000rpm以上まで回る自然吸気のV12エンジンを搭載するフェラーリはこれしかない。実際のところ、多くのカスタマーはそういった理由でGTC4 Lussoに惹かれるのだ。

AUTOCAR編集部が2016年の50台に選んだワケ

どうしてもF12や488GTBなどがクローズアップされてしまうが、フェラーリは、こういった4シーターを作らせても実に官能的なモデルに仕上げられるという証明がこのGTC4 Lussoという存在だ。GTC4 Lussoのデビューは2016年の隠れたフェラーリのトピックだ。



 

▶ 海外初試乗 / フェラーリGTC4 Lusso
▶ 動画 / フェラーリGTC4 Lusso


フェラーリGTC4 Lusso

●価格:34,700,000円 ●最高速度:335km/h ●0-100km/h加速:3.4秒 ●燃費:6.7km/ℓ ●CO2排出量:350g/km ●ボディ・サイズ:4922×1980×1383mm ●車両重量:1790kg ●エンジン:V型12気筒6262cc ●最高出力:690cv/8000rpm ●最大トルク:71.1kg-m/5750rpm ●ギアボックス:7速デュアル・クラッチ ●タイヤ:245/35ZR20 + 295/35ZR20

フェラーリ・ジャパン http://www.ferrari.com/ja_jp/