特別企画

2016.11.30

三菱アウトランダーPHEV ーー AUTOCAR編集部が選ぶ2016年の50台

三菱アウトランダーの初代が生まれたのは2005年のこと。ミドル・サイズSUVというライバルのひしめく人気のセグメントで存在感を示し、2代目に代替わりするとPHEVという傑作が加わった。窮屈な日本から視点を世界に移して見渡してみると、三菱アウトランダーPHEVは環境問題に対する現在の最適解として注目を集めている。

理由は、経済性の高さに止まらず、電動車ならではの力強く滑らかで静かな走りを実現したところにある。

優れた経済性を実現しているのは、EV走行を前提としたプラグインハイブリッドEVシステムだ。キャビン下に敷かれるバッテリー(リチウムイオン電池)が、前後モーターを駆動。日常的な移動ならば、バッテリーに蓄えられた電力で走行する ‘EV走行モード’ でほとんどが賄えるという。

フロントモーターの横に設置されるエンジン(2.0ℓ4気筒、燃料はレギュラー)が生みだす動力もジェネレーターを介して効率的に電気に変換される。モーターと内燃機関の協業である ‘シリーズ走行モード’ の魅力は「加速の伸びが良かった。天下一品!」というカスタマーの声にも表れている。

前後モーターで構成されるツインモーター4WDは、ランサー・エボリューションからノウハウを流用したS-AWC(車両運動統合制御システム)によって、コーナリング時のトレース性に優れ、雪道などの滑りやすい路面でも安定性をもたらしてくれる。

現時点では日本仕様のみとなっているが、12kWhの大容量駆動用バッテリーに蓄えられた電力は、家電製品などに供給できる。走る蓄電池という側面もあり、アウトランダーPHEVは、クルマが停まっている時の社会的な価値を見出したといえる。

自国の価値観だけに囚われてはイケナイ。世界が三菱アウトランダーPHEVを望んでいる。三菱アウトランダーが世界の価値観を牽引している。

AUTOCAR編集部が2016年の50台に選んだワケ

英国をベースとするAUTOCARに所属する以上、特に欧州を中心とした自動車情勢は嫌でも耳に入ってくる。そのたび、自国の自動車との向き合い方の ‘ガラパゴス化’ を歯痒く思う。そんな時、‘世界レベル’ の仕事をしているクルマがキラリと輝いて見える。これがそれだ。


▶ 海外初試乗 / 三菱アウトランダーPHEV

三菱アウトランダーPHEV G Premium Package

●価格:4,590,000円 (税込み) ●ボディ・サイズ:4695×1800×1710mm ●車両重量:1880kg ●エンジン:直列4気筒1998cc + 2モーター (フロント/リア) ●最高出力(エンジン):118ps/4500rpm ●最高出力(モーター):82ps (フロント)/82ps (リア) ●最大トルク(エンジン):19.0kg-m/4500rpm ●最大トルク(モーター):14.0kg-m (フロント)/19.9kg-m (リア) ●タイヤ:225/55R18

三菱自動車工業 http://www.mitsubishi-motors.co.jp