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2016.12.16

ポルシェ911カレラ ーー AUTOCAR編集部が選ぶ2016年の50台

2016年、ポルシェ911が搭載するエンジンは、一部のモデルを除いて3.0ℓ直噴ツイン・ターボとなった。水平対向であることは変わりないが、カレラとカレラSの ‘境目’ は、排気量ではなく、出力の差となった。

ちなみにカレラは370psと45.9kg-m、カレラSは420psと51.0kg-mを発揮する。991の ‘前期型’ より、それぞれ20psずつ強化され、カレラとカレラSの出力の差は、ECUのセッティングによって変えられている。

ここで「空冷から水冷に変わった、かつて」あるいは「これからポルシェはどこへ向かうのか?」などという、ありふれた能書きを述べるつもりはない。

各年代の911をきちんと観察すれば、冷却方式が変わったことだけが特別な変化だったわけではないことなんて、すぐにわかるし、べつにポルシェはどこへも向かわないからだ。

つねに一級のスポーツカーをそれぞれの時代に合わせて作りつづける。それだけだ。

ロード・テストにおいて白黒はっきりつける批評をつけるAUTOCARが、前期型と寸分も違わないスコアをつけた。それ以上にどんな説明が必要だろうか?
 

AUTOCAR編集部が2016年の50台に選んだワケ

カレラ、カレラS、4、4S、それにカブリオレやタルガまで含めると、ずいぶんと多くのモデルが ‘ターボ化’ されたような印象を受けるが、ふと冷静になると、ベース車が変更を受け、それに合わせて派生グレードも変更を受けるというのは、よくある話。個々のモデルが単なる派生車種に終わらず、強い個性を放っている証拠でもあろう。これからもポルシェは進化しつづける。そして議論を生む。その末に、ポルシェの選択が正しかったことを真正面から証明する。2016年の進化を目の当たりにして、50台のうち1台に選ばないことのほうがむずかしかった。
 

 

 

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ポルシェ911カレラ

●価格:12,440,000円 ●最高速度:295km/h ●0-100km/h加速:4.4秒(4.2 秒 SPORT PLUS) ●燃費:11.4km/ℓ ●ボディ・サイズ:4505×1835×1295mm ●車両重量:1450kg ●エンジン:水平対向6気筒2,981ccターボ ●最高出力:370ps/6,500rpm ●最大トルク:45.9kg-m/1700-5000rpm ●ギアボックス:7速デュアル・クラッチ ●タイヤ:235/40 ZR19(前) + 295/35 ZR19(後)

ポルシェ http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-carrera/featuresandspecs/