特別企画

2017.01.30

キャデラックにはVシリーズがあるじゃないか Cadillac ATS-V

並みのエンジン・サウンドじゃ、物足りない。ありきたりのクルマじゃ、張り合いがない。その答えを探しに行ってきた。

text:Naoki Imao (今尾直樹) photo&movie:Keisuke Maeda (前田惠介) [PR企画]

 

4本出しのエグゾーストは、M3やAMG C63とも異なる迫力。低速時はパワフルで、高速域は……ショートムービーで響きを味わって欲しい。

 

キャデラックATS-Vは1個の機械獣であった。

アクセル・ペダルを踏み込むと、野性の雄叫びをあげ、ドライバーの手綱を振り切らんばかりに加速する。さらにこの獰猛なマシンは誰もが心の奥底に眠らせている欲望に火をつける。ここではないどこかへ行きたい。そう思うのは人間の本能である。

それゆえ人類はアフリカ大陸を出て、かくも地球各地に広がった。ATS-Vの咆哮を聞いていると、怠け者の筆者ですら、目的地に到着してなお、もう少し走りたい、という衝動にかられた。

高級車ブランド「キャデラック」の切り札


 
キャデラック家の紋章をデザインに取り込んだVシリーズのバッジ
 

BMWの現行M3よりもブルータルで野性味を残す。メルセデスAMG C63にも劣らぬ豪快なサウンドを発し、C63が象徴する世俗的成功とは少々距離を置く。エッジの立った、何にも似ていないスクウェアな造形にアメリカ車を背負って立つ、孤高の高級車ブランドの矜持がある。ATS-Vはアメリカのエンジニアの情熱の塊である。

冷静にATS-Vを観察してみよう。全長4700mm、ホイールベース2775mmの後輪駆動セダンである。ベース車両のATSは、CTSの下のモデルとして構想され、2012年に本国で発表・発売となった。アメリカの名門キャデラックは、筆者の知る限り、1990年代から世界市場に向けたクルマづくりを始めた。その最初の製品がセヴィル・トゥーリング・セダン、略称STSで、のちに彼らはこれをFWDからRWDへと切り替え、21世紀のこんにち、いまや大・中・小の後輪駆動セダンをラインナップするインターナショナルなプレミアム・ブランドに変貌している。



next page470ps、61.5kg-mを操るVシリーズ最軽量モデル

 

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