特別企画

2017.10.19

9インチの大画面がスイング! ストラーダCN-F1XD パナソニックAV一体ナビ新型

パナソニック・ストラーダの「DYNABIG(ダイナビッグ)ディスプレイ」搭載カーナビが第二世代モデルの「CN-F1XD」へと進化した。大ヒット作となった初代モデル「CN-F1D」と比べてどこがどう進化したのか、実機でじっくりとチェックしよう。

text:Takeshi Naito(内藤毅) photo:Hidenori Hanamura(花村英典) location:浦安マリーナ [PR企画]

もくじ

業界の勢力図を塗りかえたDYNABIGディスプレイ
「黒」の表現力が違う ブリリアントブラックビジョン
その差、歴然 ダイレクトレスポンスとハイレゾ対応
「安心運転サポート」改良 姉妹機「F1S」も紹介

業界の勢力図を塗りかえたDYNABIGディスプレイ

トヨタ・シエンタの2DINスペースに収まったCN-F1XD。オレンジの差し色を効かせたインテリアに、ブラックアルミフレームのシンプルなボディがよく映える。9V型大画面+左右スイング機能のおかげで、運転席(または助手席)からの視認性や操作性は、通常のインダッシュナビでは望み得ないレベルに達している。

 

パナソニック 市販カーナビ首位

昨年(2016年)の国内市場におけるカーナビ出荷台数ランキングで、パナソニックがついに首位へ躍進した。同社のシェアは3%増の30.3%、ざっくり言うと3台に1台がパナソニック製品ということになる。で、その躍進の原動力となったのが2016年6月に登場した「DYNABIGディスプレイ」搭載カーナビの初代モデル「CN-F1D」(以下、F1D)のヒットであることは間違いない。可動式の9V型ディスプレイを本体前面から浮かせた状態でマウントし、大画面ナビでありながら標準的な2DINスペース(横幅178mm×高さ100mm)に取り付けられるというそのコンセプトは多くのユーザーから支持を集め、10万円超の高価格帯AV一体ナビのなかでもトップクラスの人気を誇る。今回発売された「CN-F1XD」(以下、F1X)は、初代モデルの魅力をすべて継承しながらユーザーからの意見を丁寧に反映させ、ハードウェアとソフトウェアの両面で実質的改良を施したモデル、ということになろう。

出所:電子情報技術産業協会(JEITA)、シェアは日経推定

ディスプレイ部はほぼフルチェンジ

(左)CN-F1XDは、画面の左右の角度調整(15°ずつ)を新たに追加。ドライバーからも助手席の乗員からも見やすい向きに固定できる。(右)初代モデルのCN-F1Dと同様に、前後(取付け時のみ)・上下・仰角も調節可能だ。

 
F1Xの外観は初代F1Dとほとんど見分けがつかないほど似ているが、実はディスプレイまわりを中心としてフルモデルチェンジに近い設計変更が行われている。まず最初に紹介したいのが、これまでの「DYNABIGディスプレイ」の仰角・上下・前後調整に加えて、新たに画面角度を左右に変えられるスイング機能を装備した「DYNABIGスイングディスプレイ」に進化したことだ。

カーナビを取り付けるオーディオスペースの前後位置は車種によってまちまちで、前席から比較的遠くにある場合は問題ないのだが、本機はディスプレイ部が通常のインダッシュ2DINナビと比べて約6.5cm(調整により多少変わる)手前に位置するため、この距離が近い車種だと運転席からも助手席からも画面が接近し過ぎて、どうしても斜め気味に見ることになってしまう。そこでF1Xでは、左右15度ずつのスイング機構を追加することでこの課題を解決した。「だったら最初から付けてくれれば良かったのに……」と思う人もいるかもしれないが、実は初代モデルの開発で要となったのが、大きく重いディスプレイ部を浮かせつつ走行中の画面の微振動をなくすこと。ディスプレイ部は単体で1.1kgもあり、画面のブレを抑えることは至難の技なのである。そのために初代モデルではスイング機能の採用を見送っても振動をなくすことに専念したわけだ。

ブレを抑えたスイング機能 その評価は?

F1Xに採用されたスイング機能は地道な走行テストの賜物である。パナソニックでは横浜にある同社の車両試験場内に石畳のテストコースを新設し、ここで車両検証を繰り返しながらディスプレイ支持機構の改良を重ねて、結果的にスイング機能なしの初代モデルと比べても画面ブレをさらに10〜40%低減させたという。大ヒット作の後継商品だけに手間とコストの掛けかたが半端ではない。そして当然ながら、実際にクルマを走らせてみればその成果は歴然。運転を交代し、助手席からディスプレイの表面を舐めるように見つめてもブレはほとんど感知できないほどで、以前に取材した初代F1Dと比べても着実に進歩している印象だ。

左からヴェルファイア、ヴェゼル・ハイブリッド、セレナの装着イメージ。いずれもドライバー側へスイングさせている。

 
左右のスイングと仰角調整はいずれも手動のフリーストップ式だが、この感触も硬すぎず緩すぎず、バックラッシュ的な安っぽい動きもしっかり抑えられている。運転席からも助手席からも、見やすい角度へ気楽にクイッと向けられるので使い勝手は抜群である。

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