特別企画

2018.11.29

ジャガー×AWD(全輪駆動) どんなひと向け? メリットは? 3台試乗

AWD(全輪駆動)といえば、「雪」あるいは「悪路」を連想する向きも多いだろう。しかし、ジャガーは降雪地帯のためというよりも独自の価値観を体現すべく、AWDモデルにも注力している姿勢がうかがえる。なぜジャガーはAWDに力を注ぐのか? AUTOCAR JAPANは3台のジャガーAWDモデルを試乗し、確かめた。

AUTOCAR JAPAN sponsored by ジャガー・ランドローバー・ジャパン
text:Shigeo Kawashima(川島茂夫)
photo:Satoshi Kamimura(神村 聖)

もくじ

AWD、ジャガー独自のこだわり
AWDに込められたジャガーの味
誰のためのジャガーAWDなのか?
登場した3車種 インプレッション

AWD、ジャガー独自のこだわり

AWDにおいて、ジャガーには譲れぬ事がある。「矜恃」あるいは「哲学」という言葉に置き換えてもいい。それらは一言にまとめれば “Sporty” だが、好事家が求めるような特殊なものだけではなくライフスタイルにも織り込めるものだ。

クルマと過ごす暮らしの歓びを深めるための “Sporty”。当然それらはE-PACE、F-PACEなどのSUVのみならず、日本市場ではXJを除く全モデルに導入されるAWD(全輪駆動)車においても踏襲される。いや、寧ろAWDによって深化を進めたと考える。

ジャガーが用いるAWDシステムは全車に電子制御型を採用する。ジャガーの主力となるFR(後輪駆動)車の場合は、パワートレインから伝達される駆動力は前後輪に分配されるが、主駆動輪となる後輪は常時伝達、前輪は多板クラッチにより適宜伝達駆動力が制御される。

多板クラッチの締結力が最大では前後輪に等しく駆動力が分配され、締結力の大小で前後輪の駆動反力の差によるクラッチの滑り出しが変化し、締結力が無ければ前輪はFR車の前輪と同じ状態になる。

そう記すと難しい話になるが、要は滑りやすい路面などで後輪だけではグリップ力が不足する状況では、前輪にも駆動力を伝えてホイールスピンなく確実な駆動を行うわけだ。

しかし、この説明ではジャガーAWD技術の一端さえ伝えられない。ジャガーAWD技術の真価は前後4輪に掛かる負荷の最適化にある。例えば、操舵初期の回頭性を高めるなら前輪には駆動力を伝えず、FR状態が最適である。

一方、安定性を求める状況では前後輪回転数が同期したAWDが優れる。前後輪直結(同期)した状況では直進性が高まるが、言い換えれば思い通りにコーナリングしにくい。

こういった視点からFRとAWDの長所を使い分けるのが基本なのである。

そこに加減速等の他の要件への対応も加わって、FRから直結AWDまで最適な前後輪の駆動力配分の制御を行っている。その結果、どのような走行状況でもジャガーらしいダイナミックなハンドリングと安定性を維持できるのだ。

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