スペシャルショップ

DEEP (ディープ)

埼玉県さいたま市岩槻区浮谷2930
TEL:048-791-7755
営業時間:10:00〜19:00(平日)、10:00 〜18:00(土日祝)
定休日:月曜日、第一日曜日
http://deep-mini.com

ミニに深い愛を捧げ続ける
メンテ&レストアファクトリー。

ミニが大好きな少年はやがてミニに囲まれるショップの主となった。ミニだけのメンテナンスとレストア、車両販売を行うDEEP。その業深き深淵をのぞき込んでみると……

現代の小型大衆車の基本形を’50年代にほぼカタチ作ったクラシック・ミニ。合理的でありながらもキュートなそのクルマは、単に革新的な工業製品というだけではなく、ひとつのカルチャーとして今もなお世界中の人々から愛されている。

今回ご紹介するさいたま市のDEEPもまた、ミニに魅入られたひとりのファナティックが商う、ミニ・ワンメイクのスペシャルショップだ。

同社代表の谷口 直人さんはまだ小学生だった頃に富士スピードウェイで見た一台のMk-1クーパーSにえもいわれぬ衝撃と興奮を覚えたという。その後の谷口少年はというと、ひたすらミニに向かって突き進んでいく人生だったという。

自動車整備士の学校を卒業した後、高級輸入車やスーパーカーの整備や鈑金塗装を行うファクトリーに就職、レストレーションに関する技術や仕事への姿勢を体得していった。ちなみにその工場がミニのレースカーを所有していたのが最たる志望動機だったというから実にブレがない(笑)。その後独立し、2000年にミニの専門店DEEPをオープンした。

キッチリと整頓された清潔な印象のファクトリーには3 台のミニがゆったりと並ぶ余裕があるが、奥行きは少し浅い。なんと工場そのものがミニに合わせた間取りなのだ。そんなところからも谷口さんのミニへの一途な想いと覚悟が伝わってくる。

このスペースで谷口さんはひとりミニと向き合っている。取材時にまん中でウマに乗っていた赤いミニはレストアが完了し納車整備中だったが、このクルマ、どんなに目を凝らしてみてもサビや油汚れはおろか、部品のくすみすらない。でありながらレストア車によくある“作り物感”がなく、実に自然な佇まいなのだ。「お客様が見ることはないような部分でも、『コレが自分のミニだったら』と考えるとやってしまうんですよ」と谷口さんは笑う。作業の過程で部品を外し、洗浄し、修理・調整する。部品やネジ類も可能な限り新品に交換する。塗装やメッキなどの風合いにもこだわっている。ミニを蘇らせるために手を動かすことは無上の喜びだという。

そんな実直すぎるDEEPのスタイルを聞いて敷居の高さを感じるかもしれないが、さにあらず。“ミニ”という存在そのものを愛している谷口さんの前では、インジェクションやATの高年式車も平等だ。また、オリジナルを大切にしながら、むやみに強化パーツに頼らず整備と調整を主にして、速くて壊れないレースカーを作るのもオマカセだ。ミニのある人生を本気で“深く・永く”楽しんでいきたいと考えるならば、DEEP はその手助けとなる、信頼できるパートナーとなってくれるのだ。

アクセス

スペシャル・インフォメーション

お店へのアクセス方法

(都内から)首都高川口線の川口JCTを東北道・宇都宮方面に向かって進み、東北自動車道へ入る。東北道を岩槻ICで降り、春日部・岩槻方面へ分岐点を右、東大宮バイパス/国道16 号線に入る。約2.4km先の東町二丁目交差点で斜め右に折れて、県道48号線に入る。その先、岩槻農協前交差点を右折、県道324号線に入る。約850m走ると、道路左側に店舗が現れる。