ディーゼルからツーリングカーレースのホモロゲ・モデルまでを擁する80年代コンパクトサルーンの名車、W201・メルセデス･ベンツ190Eシリーズ。グンオートトレードは街乗りからサーキットまで、190の今をサポートしている。

’80〜’90年代のヤングタイマーとして、今なおエンスージァストから愛される、W201型メルセデス･ベンツ190Eシリーズ。５ナンバー枠に収まるコンパクトさと、上級モデルに通じるプレミアム性が評価され、当時はハイクラス層のファミリーカーとして受け入れられた。その一方、ツーリングカーレースのホモロゲーション・モデルやAMGの手によるチューニングカーも用意され、スポーツサルーンとしての評価も高い一台だ。今回ご紹介する所沢のグンオートトレードは、W201・190Eシリーズをメインに扱うメンテナンスガレージだ。

グンオートトレードの代表、郡司 智之氏は当時新車で手に入れた2.6最終モデルと2.5-16エボリューション2でW201の世界にドップリとハマッてしまったという。そしてW201の販売店としてグンオートトレードを設立して約15年、同社の販売店として蓄積されたノウハウと技術力を頼って訪れる190E乗りたちがインターネットやクチコミなどを通じて増えていき、いつしかW201に精通したメンテナンスガレージとして知られるようになっていた。

現代の目で見るとオーバークオリティな素材が使用されているW201だが、実用車として合理的でシンプルな構造を持っている。だから要点を押さえた整備を行えば、ランニングコストを抑えることができる。しかし近年ではこの年代のクルマに明るい整備工場が少なくなっており、『実は5分で解決できる』ようなトラブルを抱えた個体が多いという。特にKEジェトロニックに関しては、故障の判断や修理に経験と機材が必要となるため、専門店に任せて欲しいとのことだ。また、グンオートがW201フリークから支持されるのは、ハイドロニューマチック・サスペンションを備える16Vやエボリューション系を得意とする希有なショップというところ。さらに22インチ対応のタイヤチェンジャーも備え、拘りのタイヤ選びにも応えてくれる。まさに街乗りからサーキット走行まで、ユーザーの望む190Eスタイルをプロデュースしてくれるスペシャルショップなのだ。