ALFA ROMEO ALFA SZ/RZのメンテナンス
クイックトレーディングの後藤です。
最近、どういうワケか弊社にALFA SZ/RZ(ES30)がメンテナンスで入庫することが多くなりました。
ご存知のように、ES30はアルファ・ロメオがフィアット傘下に入った1989年に発表された「最後のFR」アルファ・ロメオでした。現在の目で見てもそのスタイリングは独特で、つけられたニックネームは「IL MOSTRO(怪物)」と、発表当時からその評価は二分されたのですが、それでもこのような大胆なデザインのクルマを造ることのできるアルファ・ロメオに、フィアット傘下に入ってこれからどうなることかと心配していたファンは胸をなでおろしたと言われています。
ZAGATOで製造されたので、そのネーミングからZAGATOデザインと思われていますが、実際はフィアットデザインセンター主導でデザインは決定され、生産をZAGATOが請け負う形で製造されました。
SZは限定で1991年まで製造され、その後にオープンモデルであるRZが製造されたのですが、SZが販売された当時はバブル景気の最中で、予定であった1,000台より多くのSZが製造されたのですが、一方のRZはバブル景気が終わったこともあり、当初の予定であった350台よりも少ない台数しか製造されませんでした。
限定車という希少性と、バブル景気のため分不相応な価格で取引されたこともあり、SZ/RZは今なお、オーナーの下で大切にされています。
しかし、そのメンテナンスには幾つかのポイントがあり、その中でも最も注意すべきメンテナンスポイントはプロペラシャフトのカップリングです。
SZ/RZのベースはアルファ75で、その最大の特徴であるトランスアクスルとドディオンアクスルを流用しています。
エンジンの回転数をトランスミッションで減速することなくリアまで伝達するプロペラシャフトの振動を吸収するこのカップリングはゴム製で、走行することによる劣化だけでなく、大切に保管されていたとしても経年劣化をして行きます。
特に長らく走らせていなかったSZ/RZを走らせると、このカップリングは写真のように砕けてしまうのです。
カップリングの交換は、マフラーやリアのミッションケースを外さなければ出来ませんので、作業としても大掛かりなものとなってしまいます。またカップリングは同じ六角形に見えても取り付ける位置があり、それを間違えるとプロペラシャフトが偏心してしまい、異音や振動の原因となってしまいます。
残念ながら、どんなに貴重なクルマであっても、やはり動いている部分は適度に動かしていないと、劣化のスピードは速くなってしまうものです。
クイックトレーディングでは、オーナーの皆さんが安心してドライブできるようお手伝いをさせていただいております。永年動かしていなかったクルマをまた動かそうとする場合は是非一度点検をご用命ください。

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