スペシャルショップ

購入されたばかりでも問題を抱えている場合もあります

ステラモータースの山本です。

最近E46・BMW M3を購入されたお客様より車検のご依頼をいただきました。全体的には良好なコンディションのクルマですが、まずはコントロールユニットの診断を実施します。いわゆる、車両のコンピューターにアクセスして診断機でエラー及び実測値の確認です。これは一般的な車検の整備の際にも行っていることです。

結果、数カ所のトラブルを抱えていることが判明しました。写真は、定番のDSCプレッシャーセンサーです。2個取り付けられているうちの2個とも、機能していませんでした。こちらのトラブルは、ABSの警告灯とトラクションコントロールの警告灯が点灯します。

もう一つ、ラムダセンサーも停止していました。全部で4個ありますが、バンク1側のセンサー1が不良でした。ラムダセンサーは、排気ガス中の残留酸素濃度とリファレンスエアダクト内の酸素濃度を比較します。燃焼状態をモニターし、燃料の増減を決定します。状況に応じて、混合気を濃い薄いの補正をして、最適な燃焼状態になるように働いています。

最後に、アライメント測定・調整を実施して完了となりました。

最近、クルマを手に入れられたという方も、車両の状況を判断する意味でも、一度各種診断を受けられることをオススメします。