こちらのフィアット･バルケッタはタイミングベルトの交換を承りました。バルケッタのエンジンはアルファ・ロメオ系のエンジンと同じで、カム側とクランク側に上死点を合わせるための合いマークがありません。正確な位置出しには専用のSST（専用工具）が必要となります。

なかにはマーカーなどで位置を合わせて交換されている車両も見受けられます。確かに理論上は間違いではないのでしょうが、正確なバルブタイミングが出ていないことも多く、エンジン不調やフィーリング悪化などの原因に繋がります。

今回は併せてウォーターポンプも交換いたしました。冷却水が漏れ始めていましたので、オーバーヒートなどの重大なトラブルが起きる前に交換できて良かったですね。タイミングベルトの他には併せてドライブベルトやテンショナーも交換しました。これで安心してお乗りいただけますね。