ない部品は治す、作る!
セカンドモータースの田村です。
ボルボ940の16Vという希少な車、オーナー様には失礼ですが、かなりボロボロ。整備ではもう長い事お付き合いさせていただいているオーナー様ですが、いつも最低限の整備であまり手を入れてきていません。でもまだ乗りたいとのことで今年も車検でお預かりしました。
激しい排気漏れがあってこのままでは車検検査には通りませんので、拝見するとフロントパイプと触媒の接合部分(フランジ)が腐食していました。通常はフロントパイプも触媒も交換しないと治りませんが、部品は既に生産中止! まああったとしても諭吉さん20人分ぐらいの部品になってしまいます・・・。
荒療治ですがフロントパイプと触媒を直接溶接で接合します。触媒後ろのマフラーと違い、比較的肉厚なパイプですから溶接は容易です。ただ、車両から取り外す際には、色々な所が壊れたり、ボルトが折れたり大変です・・・。
まだまだ乗りたいと言うオーナーさんのために、頑張ります! しかしこの暑さの中溶接はこたえるな〜