フェラーリF512Mの配線修理はこんな形で始まりました
オートクラフトクラフトの野田です。
今回の配線修理依頼は、フェラーリF512Mです。こう見えて1996年式、18歳になります。
このオーナー様もあるカークラブの会長様と来店され、「電気系はオートクラフトがキチンとやってくれるから」と、ありがたいことです。
で、問診開始。「では、気になってることをどうぞ」
「パワーリレー(スターターリレー)装着後、ブレーキフルード警告点灯しっぱなし。ブレーキフルードタンクは交換したが変化無し。」
「なぜスターターリレーを?」
「温間時スターター回らない時有りで、この仕様に。それからスターターは回るのですが、ブレーキ警告点きっ放しだし。スターター交換とかO/Hとかも出来たらしたいです。」
「他には?」
「ラジエターファンが回るとタコメーターの針がピョンピョン、4000rpm位まで跳ねることも。それでエンジン回転バラつき、エンストしたこともあり。イグナイターは左右バンク共交換済み。イグナイターのカプラーブーツ新しくしたい。」
「この症状は再現させられますか?」
「2時間位乗ると、出ます。」
「う〜ん、分かりました。他には?」
「フロントフードのヒューズ&リレーボックスの配線焦げてて、心配で。配線図、マニュアルなどのDVDも預けます。」
「では、これ位にしましょうか?。」
「いや〇〇〇交換、〇〇〇も気になってて」等々。
いろいろ要望をうかがってこちらの入庫体制が整うまで待っていただけるってことでお帰りいただきました。
伊車オーナー全般の傾向ですが、皆様自己の意思表示が熱くて、自分のクルマが大好きです。
問診していると、ビンビン伝わって参ります。
こうなると、修理以前の問診がいかに手間のかかる大切な仕事であること分かっていただけますよね。入り口に時間をかけろと先達が言いました。
これは、一話で終わらせるのが大変なので連載ニュースと致しますね。
それでは皆様、続報は乞うご期待くださいませ。