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スバル・アルシオーネのクーラーがっちり修理です



オートクラフトの野田です。

今回の修理事例は、スバル・アルシオーネ昭和61年式のワンオーナー車。

お題は「クーラーコンプレッサー交換含めたクーラー修理」。

この年代の国産車修理は困難が伴うのが常でして、もう少し国産メーカー及びディーラー様、おたくで作った車を気に入って乗り続けるお客様のフォローをもう少し手厚くしてください。せめて補修部品の供給だけでも末永く御願いしたいものです。

今回も弊社都合に合わせてお待ちいただき入庫。

すると「この音聞いてもらえますか?50〜60km/h位で出ます」から始まり、クーラー修理に至るまでに別の修理も承ることとなり、、、、、、。

その別の修理もレポートしたいのですが、今回は省略して本題に入ります。

すごいコンプレッサーが付いてます。そしてオルタネーターを見ると、コンプレッサーにオルタネーターが付いている!ってことは、コンプレッサーを違うものにするとオルタネーターが付かなくなるのです。それと冷却系を点検するとウォーターポンププーリーに付くファンカップリングへたり+ファンの羽根割れ有り要交換なのですが、パーツを調べると面白いことが分かりました。標準車は電動ファン2基がけで、エアコン車はこのファンカップリングのクーリングファン+電動ファン1基だったのです。これら当然製造廃止。

ベルトはリブドベルトかぁ、どうするかなぁ。

最近のレガシィとかのいただけばいいのかな。と軽い気持ちで見てみると、ガーン順番が、、、、、真ん中にオルタネーターでその左にコンプレッサーをしょっていした。
さてどうしたものか?

考えて、考えて、考えて、こうなりました。

コンプレッサーを軽自動車のものに交換、クーラーコンデンサー製作、レシーバー容量アップ品に交換、エキスパンションバルブ交換、エバポレーター清掃、全クーラーホース製作、エンジン駆動クーリングファンをやめて、高性能電動ファン装着&2スピート制御、ラジエター修理、今回の作業を簡潔に書くならこうなります。

スバルファンは根強くいますね。

スバルに限った話ではありませんが、旧車に対する国産車ディーラー対応の愚痴を聞かされることが多いです。
だからこそ、我々のところに降りてきてくれるのですが、これがなかなか冷や汗もので毎回勉強させていただいてます。