アローズの関根です。

W124と同様に今もなお根強い人気のW201・メルセデス190Eシリーズ。こちらはコスワースの16バルブエンジンを搭載する190E 2.3-16。

となると、このエンジンをスティックシフトで楽しみたいというのはクルマ好きのさが・・・。オーナー様のたっての願いでATからマニュアルギアボックスへの換装を行っています。

かつては日本国内の190Eにも教習車やタクシー用でMT車もありましたが、今となっては探しても出てくるものではありません。マニュアル換装となると、ドナーとなるMT車を海外で探してクルマごと引っ張ってくることになります。実際の作業ではギアボックスとペダル類以外にもプロペラシャフトその他も交換することとなるので、部品単体よりもドナー車がある方がなにかと便利・・・なのですが、車両の輸入プラス重整備作業ということもあって、お安くお気軽にというわけにはいきません。実際、MT化を希望される方はけっこうおられるのですが、お見積もりの段階で『えっ、こんなにかかるの？』ということで断念されてしまうケースがほとんどです。ですので、実際に製作にまで至るのはそれを乗り越える覚悟の決まっている方だけですね。