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シトロエンSMのボディも最終段階に

アイムの中村です。

そもそもはぶつけられてしまった左フロントの修理ということでお預かりしたシトロエンSMでしたが、オーナー様の熱意でボディ全体のレストレーションを行うことに。色褪せた塗膜を剥離し、各部の艤装を取り外すといろいろと気になる部分が出てきました。リアパネルは腐食などが見られましたので、新たに製作しました。ラジエーターは修理ついでにより冷却性能をアップ。ルーフ廻りはオーナー様の希望でアイボリーに塗装してイメージチェンジすることになりました。

現在は塗装の下地の作り込みが完了し、上屋部分の塗装が完了、いよいよボディに色が入るわけですが、マセラティ製エンジンを搭載し、当時「最速のFFグランツーリスモ」として開発されたこのクルマに相応しい、前から後ろまでスパッと通ったラインとボディの面の美しさをキッチリと表現することを心がけましたね。