こんにちは、オーセンティックカーズです。

こちらのロータス・エスプリは95年式のS4s。弊社の在庫車として仕上げを行っている一台です。この個体、内外装や機関をはじめ、全体的なコンディションは素晴らしかったのですが、足廻りが融雪剤の影響でサビなどが見られましたので、徹底的にリフレッシュを行いました。

オーナー様でもクルマの足廻りは普段あまり目にされる部分ではありませんが、さすがに生産されて10年20年と経過しますと、融雪剤や巻き上げた泥や埃などの影響でサビや汚れで目も当てられない状態になっている場合がほとんどです。また、本来はクロメートメッキ仕上げになっている部品も車検整備の際に問答無用でシャシーブラックで真っ黒に塗りつぶされている車両もあり、オリジナルの雰囲気を大きく損なっているものも見受けられます。

エスプリもオリジナルの風合いを保ちながら永く大切に乗っていきたいというオーナー様が多くなってきた今、確かにフレームまで降ろしてのフルレストアというのは理想的ですが、金額的にも時間的にも現実的ではない負担になってしまいます。

そこでエスプリのロータス車らしいフットワークとオリジナルのコンディションを取り戻し、オーナー様の金額的な負担としても現実的な方法として弊社がご提案しているのが、足廻りのリフレッシュプランです。単に足廻りをバラして洗って色を塗って組み直すというのではなく、エスプリが新車の頃から取り扱っている弊社ならではのこだわりで、各パーツのフィニッシュも生産時に施されているものと同様で、新車が工場からロールアウトした時の質感を再現しています。ダンパーとスプリングも新車時の純正品と同じく黒いペイント仕上げになっています。もちろんブッシュ類も新しくし、ブレーキもオーバーホールしています。

これらの作業によってエスプリにオリジナルのルックスとフットワークを取り戻すことができます。キレイになった足廻りを眺めるだけでも、これからも愛車を大切にしていくモチベーションが湧いてきますね。