4年越しの挑戦・・・オリンピックだけの世界ではありません!
シルキー6の原です。
エンジンがようやくかかりました。ビッグバンパーをアイアンに変更したり、かなりこだわりのクルマで、完成したらもちろんオーナー様の思いはかなり燦然と輝く、そういう個体なのです。が、エンジンを乗せ換えたときにかからない。
オーバーホールも完了してエンジン自体のコンディションは問題ないはずですが、火が入らないのです。調べるとハーネスが合わない!!何人もの電気屋さんに知恵をお借りして、それでもなかなかわかりませんでした。
ついには昔なじみの仲間と二人がかりで、数百本ある配線を一本ずつたぐって調べ、ほぼハーネスのつなぎ直しを敢行しました。
振り返ると、預かってもう4年ほどの月日が経っているこのクルマ。時間を頂いたからこそ、なんとか形にしたい。どうにかして完成のお披露目をしてあげたい。そう思わないではいられないクルマです。
火が入ったところまでは来ましたので。8合目なのでしょうか。もしかすると6合目かもしれません。でもヘッドの結晶塗装などもばっちりキマッテいますし、はやる気持ちはオーナー様以上かもしれません。ここまで来たらあとは微調整の繰り返しで進められるような気がしています。
80年代のクルマの魅力。BMWのエンジンの魔力。自分で仕上げていて、単にエンジンがかかっただけとは思えませんでした。魂の目覚め!
でもまだ完ぺきではない。おかしいところがありますから。燻った状態のままではだめ。根気強く、しかし早くこのクルマの雄姿をオーナー様に見ていただきたい。そんな気持ちでいっぱいです。