メルクライムの生天目です。

W124ごろの世代のメルセデス･ベンツに多く採用されていたワンアームの『パノラマワイパー』。一本のアームを尺取り虫のように器用に伸縮させながら広い面積を拭き取ることができるというスグレモノです。

実に合理的でドイツ人らしい装備のひとつといえますが、この独特の動きを実現するためにワイパーの基部にギアが仕込まれています。しかしこのギアが樹脂製で、経年劣化により破損してしまうんですね。

内部のギアが破損しているのに気付かずワイパーを動かしてしまうと、ご覧のように窓の外までアームが飛び出してしまいます。まぁ、これは事前に気付きようもないですし純然たる部品の経年劣化ですから、交換となりますね。